生活習慣の悪化は若はげの原因に
若はげは20代~30代から症状が出てきます。早いひとなら思春期を終えたあたりから発症する場合もあります。
原因の一つはストレスによるものといわれ、ストレス社会の象徴ともいえるでしょう。
精神的なストレスが注目される中、気付かぬうちに肉体的疲労も蓄積される傾向にあります。
その原因の一つとして、生活習慣の乱れがあるのです。
近代になり、男女問わずに脱毛症が増えている背景には、一人暮らしによる自己管理不足と夜更かしによる睡眠不足が大きく関係しています。
身体に蓄積された疲労はホルモン分泌に異常をもたらし、新陳代謝に悪影響を与えてしまうのです。
生活習慣の乱れは意外と身近にあるのに大半は意識していません。
① 過剰な飲酒・・・血流は良くなりますが、肝機能に支障をきたします。
② 喫煙・・・血流が悪くなり、呼吸器系にも負担が増えます。
③ 暴食・・・栄養バランスを考えていないと、中性脂肪が溜まりやすくなります。
④ 運動不足・・・適度な運動をしなければ血行は改善されません。
⑤ 睡眠不足・・・疲労を解消するために脳と身体を休ませる必要があります。
上記のように、一見当たり前のように感じることですが、一つでも心当たりがあるならば、ストレスの原因となっている可能性は大きいのです。
血行が悪くなると、毛根に必要な栄養分が行き届かずに、毛髪はやせ細ってしまいます。
やせた毛髪は、毛穴に残ることが難しく、直ぐに抜け落ちてしまうのです。
この状態を改善するためには、毛根に必要な栄養分を与えることで解消できることも出来ます。
しかし、脱毛症を改善するとなると、生活習慣を正すことが必要不可欠です。
飲酒喫煙も制限を設けるか、必要であれば禁酒禁煙も考えたほうが良いでしょう。
育毛に必要な成分をできるだけ食生活に取り入れることも大切です。
食事で毛根に栄養を送るには、亜鉛が有効的だといわれています。
最も多く含まれているのが牡蠣です。
牡蠣は海のミルクと呼ばれるほど、タンパク質、必須アミノ酸、ミネラルを多く含んでおり、育毛に必要な栄養分を摂取するのに適しています。
亜鉛は肉類、魚類、穀物にも含まれているので、偏った食事をせずにバランスよく栄養補充に取り組みましょう。
また、水分補充も人体には欠かせないことです。
通常なら1日に2リットルの水分補充が必要だといわれています。
ここで一工夫するならば、緑茶や抹茶を飲むようにすれば、自然と亜鉛を補充することも出来るのです。
亜鉛の必須容量は1日15mgだそうなので、過剰な摂取を控えて必要分を補うようにしましょう。